検査案内書 2023年度版
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BCAD※H.ピロリ抗体(HPAb)は、10.0 U/mL以上を(+)と判定しています。判定には、「胃がんリスク層別化検査(ABC分類) 2016年度改訂版」の臨床診断基準を用いています。 陰性高値群(HPAb=3.0〜9.9 U/mL)は、定量値でご確認ください。※GFRの単位中で、“1.73㎡”は日本人の健常成人における平均体表面積を意味します。重症度は原疾患・GFR区分・蛋白尿区分を合わせたステージにより評価する。CKDの重症度は死亡、末期腎不全、心血管死亡発症のリスクを緑のステージを基準に、黄、オレンジ、赤の順にステージが上昇するほどリスクは上昇する。A群B群C群D群:健康な胃粘膜で、胃の病気になる危険性は低いと考えられます。:少し弱った胃です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに注意が必要です。:弱った胃です。内視鏡による定期的検査を受診しましょう。:かなり弱った胃です。必ず内視鏡による定期的検査を受診しましょう。 男性:eGFR(mL/min/1.73㎡)=194×CRE−1.094×年齢−0.287 女性:eGFR(mL/min/1.73㎡)=194×CRE−1.094×年齢−0.287×0.73928生化学検査/資料糖尿病高血圧腎炎多発性嚢胞腎移植腎不明その他GFR区分(mL/min/1.73㎡)判定陽性陰性ペプシノゲン検査原疾患尿アルブミン/CRE比(mg/gCRE)尿蛋白定量(g/日)尿蛋白/CRE比(g/gCRE)G1G2G3aG3bG4G5正常または高値正常または軽度低下軽度〜中等度低下中等度〜高度低下高度低下末期腎不全PGⅠ(ng/mL)(+)(−)(−)(+)陽性蛋白尿区分尿アルブミン定量(mg/日)≧9060〜8945〜5930〜4415〜29<15測定値70.0以下   かつ  3.0以下上記条件以外ヘリコバクター・ピロリ抗体価検査(−)Ⅰ/Ⅱ比(+)A1正常30未満A2微量アルブミン尿30〜299正常軽度蛋白尿0.15未満0.15〜0.49顕性アルブミン尿300以上重度蛋白尿0.50以上A3資 料ペプシノゲン(PG)による胃粘膜萎縮度の判定基準ABC分類の判定基準と胃の健康度【ABC分類の判定基準】【胃の健康度】eGFR値 腎機能の評価は18歳以上に適用されます【eGFR:血清クレアチニン(CRE)に基づくGFR(糸球体濾過量)の推算式】【CKD(慢性腎臓病)の定義】①尿異常・画像診断・血液・病理で腎障害の存在が明らか。特に蛋白尿の存在(0.15g/gCRE)以上が重要。②GFR<60mL/min/1.73㎡①、②のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続する。【CKDの重症度分類】

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